製造業にたずさわる方であれば、NCネットワーク(挑戦する製造業のために)はご存じだろう。
以前ミナログでも記事にしたことがある。
以前の記事を読まれたわけではないようだが、NCネットワークの営業の方からメールが届いた。
(許可をもらったので転載する)
今回、緑川様のブログを、サーチエンジンで発見して御連絡 させていただきました。緑川様はブログを活用した非常に面白 い営業活動を展開されているな、と感心いたしました。
-中略-
つきましては、お忙しいところまことに恐縮ですが、来週中でお時間のあるときに、訪問させていただき、弊社のツール群を御紹介させていただければとおもいまして、メールをさせていただいたしだいです。
体の良い売り込みだろうと思ったので、「御社の売り込みの為に来社されるのであればお断りいたします。
そうではなく情報交換等、有意義なものであれば是非ご来社下さい。」と返信してみた、すると。
正直に申し上げますと、弊社の商品のご紹介(営業)でお伺いさせていただければと考えておりました。
ただ、わたくしが思うに、弊社のツール群は御社が今後ネットを積極的にご活用されて営業もしくは発注を行うために、自信を持って貢献できるものでありますので、一度面談の上ご紹介をさせていただければと思いました。
弊社は今後、ブログを製造業の方に広く使っていただくようなツールとして提供して行く予定で、緑川様のように実際に実践されている方のお声もお聞かせいただければと考えた次第です。
そのお話の中で、同時に情報交換等もさせていただければと考えておりますが、いかがでしょうか?
と返信頂いた。
つまりは情報交換もするけど売り込みもしますって事だ、こちらには特に拒否する理由もないし、実はNCネットワークには聞いておきたいことがあったので、来社して頂いた。
来社された営業の方は著者と同年代、個人でブログやGREEをやっておられるそうで、今後ブログを製造業のツールとして使えないかを模索していると言われた。(GREEでは早速リンク申請しました)
今はまだ数が少ない製造業向けブログを書いているミナロへ何かヒントは無いかを探し出す事と、
NCネットワークの有料会員であるエミダスパートナーになって欲しいとの事での訪問だ。
正直、有料会員には興味は無い。(これはその場で伝えてある)
理由は、現状HPを使っての集客に特に不足はない事と、NCネットワークが中国生産に力を入れていることだ。
著者にとっての本題は、この中国生産の実情と今後を聞く事だった。
普通に考えれば国内の製造業にとって中国の生産現場は強敵だ。
NCネットワークが国内の中小零細の製造業の為にサービスを提供するという組織であれば、なぜ先頭を切って中国生産を勧めるのか?
そこを聞きたかった。
大企業がコストを気にして中国生産に移行するなら仕方がない、だが中小零細が中国へ生産を依頼すると言うことは、自虐的では無いだろうか。
今まで協力関係でやって来た製造業者たちをコストパフォーマンスで見る事になる、高ければ当然仕事は出せない。
行き着くところは日本国内に現場不要の考えに繋がらないだろうか。
元々NCネットワークは製造業者の横の繋がりを重点に置いていると思っていた、今でもそうだと思っている。
しかし、NCネットワークから送られてくるパンフレットやチラシには中国の案内が半分近くもはいっている。
赤字部門だとも言っていた、なのにそれだけ力を入れるには、将来の利益に繋がると考えているのだろう。
来社された営業の方の部署は毎日のように各地の製造現場に出入りしている、するとやはり対中国生産を良く思っていない意見も多いと言われた。
国内の製造業が中国生産を敵視するのは当然だ、自分の生活と首がかかっているのだから。
これから先何十年も製造現場の流出が続いたら日本の製造業には何が残るのだろう。
NCネットワークの経営陣が今後、中国をはじめとするアジア各地にまでネットワークを広げた場合、その時国内の製造業にたずさわる人はなにをすべきなのかを聞いてみたい。
追記 2005/5/27
NCネットワークがブログを始めた。
コメント、トラックバックOKだと言うことなので、思いっきり遅だしだがトラックバックをしてみる。
回答はあるだろうか・・・
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