企業のブログとは

ブログが個人の日記から会社の宣伝広報へ変わろうとしている。


先日のセミナーでワークスブログの持田さん が紹介してくれた、日産「TIIDA」、味の素「マヤヤのお料理ABC」、アリエール、松坂屋「本店日記」等の企業ブログや、友重さんのエントリーブログ、続々企業が導入の様に企業ブログはこれからも増えると考えるのは自然だ。
これら大手のブログは会社全体と言うより、一部の商品に絞ったブログにしている。
ブログがまだ海の物とも山の物とも判断できずに探りの状態だからという理由もあるだろうが、大企業であれば個別商品を実験台としてブログ化するのは面白いと思う。
では我々中小零細製造業ではいかにブログを有効に使えるか考えてみたい。
ブログのメリットはなんと言っても更新が楽、修正が楽、HTMLの知識不要といった、とっつき良さだろう。
しかし、ブログ特有のメニュー形式により、探したいモノへたどり着くことが難しい場合も出てくる。
サイトマップ的なモノやメニューが別に用意出来れば少しは親切だ。
ホームページの代わりにブログを使う上では、目的を絞った使い方をするのがサイトへ訪れる人にも見やすいと思う、以下の様にまとめてみた。
1.会社案内用ブログ
製造業と言ったら設備産業だ、この自社設備を写真付きでスペックや用途を紹介する。
フラぶろさんのこのページ美工社さんページが良い例だろう。
検索にかかりやすいブログの特性を考えると、設備の名称から捜し物をしてくる人を取り込むにはうってつけだ。
詳しく記事にしてあれば、引き合いが来てもいちいち説明しないで仕事がスタートできる。
2.人脈形成用ブログ
会社が世間に向けて発信する気づきや訴えを書くことにより、会社の姿勢を見てもらう。
代表が書く場合が多く、社長ブログもこの類だ。
仕事より先に会社や人を好きになってもらう、人脈形成先行型。
ブログを通して、内外問わずに今持っている疑問や考えを共有できる。
ミナログもこのジャンル。
3.製品特化ブログ
先に書いた大企業が行っているブログの使い方だが、商品になる前の製造業で作られる半製品を説明するブログだ。
ミナロで言えば、治具やケミカルウッドが対象となる。
会社案内用ブログと同様に、一般製品名称で検索してくる人には有効だろう。
治具などのあまりなじみのない言葉であれば、記事を読んで頂くことにより、治具とはなんぞや?の問いに答えられる。
機械加工部品や、ボルト、ネジ、バネ、歯車、シリンダーやクランプ等、部品に近い製品を説明するのに有効だ。
理想としておおまかに3つに分けたが、記事として複合してくる場合も当然あるだろう、しかし出来るだけターゲットに寄ったほうが目的の記事に到達しやすくなる。
現状ミナロではホームページとブログを使っているが、上記の考えでトップページ以外はブログへ移行することを考えている。
製造業でブログを有効に使うために参考になればと思う。
まだまだ製造業ブログは少ないですね