年末に買ったガンダムのDVDがようやく全部観られた。
このシリーズは28年も前にTV公開されたファーストガンダムと呼ばれている。
当初のガンダム、あまり人気はなく予定されていた話数も短縮された。
しかしバンダイがキャラクターの版権を手に入れ、ガンダムのプラモデル(通称ガンプラ)を販売、再放送のガンダムや劇場版3部作のガンダムが公開されるようになると、その人気は一気に頂点へと駈けのぼる。
ガンプラを買うために模型店に行列が出来るという特異な社会現象となった。
ガンダムTV版は1999年までの20年間ビデオでの販売もされていなかった。
劇場版3部作はすでにDVDとして発売されているのだが、オリジナルのファーストガンダムが昨年ようやくDVD化された。
TV版と劇場版の最大の違いは、Gアーマーがコアブースターに変わっていることだろう。
元々人気の無かったTV版ガンダムのスポンサーであったクローバーが、子供向けおもちゃになるメカの企画を迫り、やむなくガンダムとGファイターの合体メカ、Gアーマーが登場したのだが、アニメとはいえそのGアーマー運用ぶりには「うっそぉぉ」というところが多い。
ガンダムが中に入るわ、上に乗っかるわ、キャタピラついてる戦闘機ですもの・・・
と言うことで劇場版ではGアーマーはコアブースターに取って代わられた。
ついでにガンタンクも宇宙ではガンキャノンに変わっている。
キャタピラで宇宙を飛ぶシュールさを見られるのはTV版のみなのだ。
また、劇場版ではカットされている第15話「ククルス・ドアンの島」前後の話はTV版でしか観られないファーストガンダムならではの物語で一番好きだ。
地上で戦う敵味方の心の部分が表現されていて、当時の戦闘ロボットアニメにしては斬新な内容だ。
こういう設定こそがきっとガンダムが単に子供向けではなく今になっても人気がある秘密ではないかと個人的には思っている。
28年経って見直したガンダムには新たな発見もある、当時思っていた事が勘違いだったと気がついたこともある。
経営者となった今、ブライト艦長の苦悩がよくわかる。汗
(ブライト艦長当時19歳ってのもあり得ないけど・・・)
昔ガンプラにはまった現在のお父さん達が28年経ったガンダムを今観るとどういう感想になるのかを聞いてみたい。
君は生き残ることが出来るか