セカンドライフはオンラインゲームでは無いというが、オンラインでアバターを操作することになんら変わりはない。
オンラインゲームもやり尽くすと、ゲームの部分(謎解きや敵を倒し経験値やコインを貯める行為)はどうでもよくなり、その場に集まる仲間との会話をするため為にログインするようになる。
バーチャルな世界のコミニュケーションは、
アバター+チャット、これが基本であり最後に残るモノだ。
従来オンラインゲームではリアルマネートレード (RMT) は禁止されていた。
その世界での通貨や資産は、現実世界のお金では売買してはならなかった。
しかしその世界にも有限の土地があり、レアなアイテムも存在する。
そうなれば当然物価は高騰するわけで、どうしても手に入れたいモノがあっても、その世界でのお金が足りなければリアルマネーで買いたい需要は産まれる。
そこで最近はリアルマネートレードを容認したオンラインゲームも登場している、リアルマネーを稼ぎ出すビジネスとして参加可能になった。
しかしオンラインゲーム創生期のディアブロやUOをやり尽くした自称ゲーマーのみどりかわとしては、「その世界のモノはその世界の中だけで完結すべき」という想いが強い。
趣味、遊びの世界で仕事をする人が出てくることに違和感があった。
リアルマネートレードの賛否についてはこちらウィキペディア(Wikipedia)
セカンドライフはハナからリアルマネートレードを前提とした世界をネット上に作った。
ビジネスとしてセカンドライフに期待を持つ人も多い。
すでに数億ドルものリアルマネーを稼ぎ出したドイツ華僑の人も居る。
それに習ってセカンドライフで稼ぐノウハウを書いた本が沢山売られている。
企業がセカンドライフに店舗を構えることはすでにニュースではなくなりつつあるほど、フツーの事だ。
が、稼げる人はごく一部だろう。
ビジネスの場としてバーチャルな世界はリアルの世界よりも難しいかもしれない。
衣食住のうち、食と住は無くても困らないからだ。
衣服も、汚れることはなく縮むこともない。
基本的には一度作ったモノは無くならない世界だ。
消費がない世界で売れ続ける物は情報ぐらいだろう。
たとえ原価がタダでTシャツ一枚を売って9円儲かったとしても会社としての存続は無理だ。
現在は新規加入者が毎日増えているため興味を引けば売れるが、新規が居なくなればモノは売れなくなる。
そこで売れ続ける商品は、リアルマネーの儲け方ノウハウや、この世界に生きる価値をみつけた人向けの商品だけだ。
仮にどこかのブランドがセカンドライフでのみで買うことのできる現実世界の特別品を提供すればセカンドライフ人口も一時は増えるかもしれないが、そのブランドが現実世界では売らないという冒険はしない。
今はまだ成長期であるセカンドライフにあれば便利なのは検索システムだ。
広い世界のどこで何を売っている、何をやっているかが検索できれば利用する人は多いと思う。
Googleのオプションに「セカンドライフを含める」というタグが付く前にメジャーになれば、存続可能なビジネスとなるだろう。
セカンドライフはあくまでもセカンドであって、ファーストにはなれない。
ファーストの現実世界を捨ててまで、バーチャルな世界に生きる人も居ることはいるが、ごく少数だ。
日頃忙しく働いている人々が第二の人生に掛けられる時間は、そうはない。
儲け話には騙されず、コミニュケーションの場として参加するのが健全だろう。
現実世界と同じく、食べないと死ぬ世界に放り込まれれば必至にやるだろうけど・・・
で、だれかUOの土地買わない?汗