8月24日はコマ大戦全国予選の始まりの日だった。
北海道東北予選G2仙台場所の結果は、
優 勝 株式会社富士精密 (宮城)
準優賞 白石工業高等学校 (宮城)
三 位 株式会社庄司製作所(宮城)
優勝は宮城の株式会社富士精密。
コマの性能と回し手の安定性のバランスがよかった。
準優勝の回し手から、このコマにはどうやっても勝てないと言われるほど。
北の覇者の誕生だ。
宮城県白石工業高等学校からの参戦もあり、なんと決勝まで残った。
代理の回し手が良かったのが勝ち残った要因ではあるが、準優勝の結果を聞いてきっと生徒達は喜ぶに違いない。
これからも学生と製造業の繋がりには大いにやっていきたいので期待が持てる。
優勝、準優勝のチームには、来年2月の全日本大会に出場権が与えられる。
富士精密、白石工業が全国でいち早く予選通過だ。
【未来的コマ】
1回戦敗退となってしまったが、プラモール精工のコマは凄かった。
なにが凄いって、回すと外形が大きくなるのだ。
ルール上は、コマの直径は静止状態でφ20mm以下となっているのでクリアーしている。
今までも回すと大きくなるコマはあった物の、プラモール精工さんのコマは閉じた状態では、変形する様にはとても見えないほど「スキマ」が無いのだ。
つまり構成する部品の精度がハンパ無く良いということ。
大戦会場ではガンダムコマと呼ばれていたが、アイアンマンコマと言った方がその変形イメージは近いとおもう。
コマファンには一見の価値ありだ。
【企画運営】
今回のコマ大戦は、東北金型工業会の若竹会に仕切って頂いた。
みどりかわは1年前の7月に、若竹会に呼ばれて講演をしたことがある。
正直その時には、みどりかわの言っている意味が伝わった人は多くなかった。
それでも少しずつ、SNSや情報発信に取り組み、外部との交流やイベントへの参加を進め、それから1年後には若竹会がコマ大戦仙台場所を開催してくれた。
なれないイベント準備には相当時間を費やしただろう、文字通り寝る間を惜しんで。。。
実況の菊地 晋也氏と若竹会会長の庄司 大氏は、大戦が近づくにつれ、明け方までメールのやりとりをしていた。
しかしその甲斐あってイベントは大成功。
司会の松浦 月子さんは、印刷屋の看板娘でしゃべりは抜群。
第一部からの進行を完ぺきにこなしてくれた。
行司の後藤 章洋氏は、サッカー公認審判員の資格を持つだけある。
的確なジャッチと捌きで大戦を進めてくれた。
早くも木村庄之助平の名が付いていた(笑)
場を盛り上げてくれた、羽広 保志氏たちの太鼓もお見事だった。
今回は実況、解説、行司、司会まで若竹会で人選したこともあり、選手等も含め新たなヒーローヒロインが誕生した。
終わってみればみんな達成感から、とてもいい顔していた。
【全国放送】
そしてこの模様は9月16日(日)のNHKで全国放送されます。
「サキどり!」AM8:25~8:57(予定)
http://www.nhk.or.jp/sakidori/
製造業町工場が興したエンターテイメントコマ大戦が、ドキュメンタリーとして紹介されますので、是非ご覧ください。
おなじみのenmonoさんによるライブ動画はこちらです。
仙台場所に関わったすべてのみなさん、お疲れ様でした。 ありがとう!
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