売ることの楽しさ

金型屋の社長との話しの中で「従業員にも作るだけではなく売ることの楽しさをわかってほしい」と言っていた。


大多数の中小零細の製造業は、注文をもらってから物作りをする。
いつも自分の好きなモノを作るわけではない、物作りが好きで仕事にした人も、そうでない人も、永年経つといずれ惰性になってくる。
小さく元気な町工場は経営者自ら、お客さんとダイレクトに話をする。
すると「うまくできたね~」「よくやっていただけました」「どうもありがとう」とお礼を言われることがある。
ある規模の会社になると、このお客さんの言葉が現場の従業員に届いていない。
つまりやっていてもつまらないのだ、外部はどうでアレ手を動かして当たり前、仕事して当たり前という毎日の繰り返しだ。
ミナロが考えている2.5次産業は「作って売る」、この売る部分の楽しさを従業員にもわかってもらいたい。
注文が来て作り、うまく出来て当たり前、しくじった時のみ文句を言われる環境から、「売って欲しい」、「あなたに作ってもらいたい」「とても満足しています」等のお客さんの声が直に届けばやる気は全然変わってくるだろう。
製造業はモノを作って喜べた時はもう過ぎた、次は売る喜びを求めても良いのではないだろうか、関わるスタッフ全員で。
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