技術連携コンソーシアム

ヨコハマ技術連携コンソーシアムの第5回技術交流会があった。


今回は「中小製造業の技術PR、商品・部品の販促に役立つ情報発信」の基調講演を、カワムラPCサービス代表 川村裕之氏から聞くことができた。
講演テーマの案内は以下の通りだった。

商品や部品の販促、技術のPRなど、情報発信の重要性が高まっている。敏腕営業マンになりかわり中小企業が知名度やブランド力に頼らずとも売上増をもたらす情報発信の方法とはどのようなものなのか。
・ホームページ作成会社に見栄えのいいページを作ってもらったが売上に結びつかない
・メルマガの購読者は多いのに注文・問い合わせが来ない
・ショッピングカートを導入したのに注文が来ない
・SEOを専門家に依頼し、検索順位が上がったのに注文・問い合わせが来ない
 講師の川村氏はこうした課題を持つ中小企業や町工場に等身大の立場からサポートし、成果を上げている。ということで、ホームページを中心として儲けに繋がる情報発信のポイントを講演していただきます。               

このコンソーシアムに参加している企業のほとんどが以下の3つにあてはまる。
1.未だにホームページを持っていない。
2.B to C タイプの企業では無い。
3.メルマガやブログと言った言葉さえも知らない。
この事を踏まえて実際の講演を聴いて感じたことは、話を理解できた人がどれだけいるだろうかと言うことだ。
また、参加者の中には、BtoCとBtoBでのやり方の違いを聞きたかった人も多いようだったが、やり方は同じと言う答えだけで終わってしまったのはすこし物足りなかったようだ。
全体的な雰囲気は、これからの営業にはホームページが不可欠だと言うことを知らしめる成功事例や使い方を、ホームページ制作ノウハウより先に知りたかったのではないだろうか。
時間的な制限があるためにすべてを伝えることは無理なので仕方のない部分だろうが、主催者側からの情報提供が足りなかったのではないかと感じた。
川村氏の演説の後、ホームーページを使った営業をしている企業の方達がパネラーとしてディスカッションを行った。
各社が実際にホームページをいかなる考えで使っているのかが聞けて参考になった。
まだまだ、製造業のホームページ活用率は低い、ベースとなる知識にも格差がある。
このあたりを底上げし、ホームページを持たざるリスクを感じてもらうのがこれからの課題ではないだろうか。
このコンソーシアムの専門部会である2.5次産業部会でこの続きをやりたいと思う。
参加者のレベルがそろった状態で、もう一度川村氏の話が聞ければ非常に有意義な部会になると感じている。
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