設備投資のためにお金を借りる相談を銀行2行にしてみた。
3000万円弱のマシニングセンターを入れるための借入をしたい。
頭金は0で、全額借入。
保証人は無し。
期間は7年以上。
この条件を提示したところ、2行の対応はまるっきり違っていた。
1行の答えは、「金利は相談させて頂きますが、その条件で融資できます。 」
さらには「すぐにでも現金を持ってきますから、買い叩いてください。」と言ってきた。
もう1行は、「まずは目論見書を書いてください、設備投資による売り上げの予想と試算表をみて判断します。 」と、さらには「保証人と保証協会は必須です。」との回答。
どちらの銀行にも普段から決算報告書や試算表を提出している。
ミナロの財務はすべてわかっているはずだ。
違いは、先の銀行はちょくちょくミナロへ寄ってくれるが、後者はこちらから出向いて話をしている。
担当者の興味の問題なのだろうか?
リスクを考えて融資するのが当たり前なのだろうが、この案件がリスキーなのかチャンスなのかはミナロの本質を知っていれば判断できる。
返済不能な無謀な借入をするはずがないのは、起業以来つき合っているのだからわかるだろうに。
担当の上司は「当行対応は正しい事」とのたまった。
儲ける気がないのか?
リターンが無ければ銀行だってやっていけないだろうに、悪しき前例に痛い目を見てきたためリスクのことばかり気にしている。
今の時代に保証人になってくれる人がどれだけいるのか。
仮に保証人になってくれる人がいたとしても、その人より普段から財務をチェックをしている銀行の方がよっぽど的確な判断が出来るだろうに、その自信はメインバンクでさえ無い。
銀行へ利子という形で企業の利益を分けるのだから、ろくな判断も出来ないで帳簿を見ているより、「共業して共に発展していきましょう」ぐらいの考えを持て。
前者の銀行とのつき合いが始まったのは「共に成長したいんです」と若い営業マンが言ってきたのがきっかけだった。
その結果がこういう形で出てくる。
金の前に人のつき合いが重要だ、金は後からついてくる。
銀行だって人の集まりだ