なぜ仕事を受けるのか

仕事の依頼が来たとき、するかしないかの判断は皆さんどうつけているだろうか?


まずは見積金額が折り合うかどうか、それと納期に間に合うかどうか。
この線引きで決めていることが多いと思う。
一般的にはこれで良い。
しかし今の製造業はほとんどが特急仕事。
いっぱいいっぱいの時に上得意の客先から依頼が来た場合はどうだろうか。
この判断に頭を痛めることも多いと思う。
まずミナロでは上得意の仕事はいかなる時も絶対に断らない事を決めている。納期も希望どうりで完成させる。
年間売り上げの3割近くをしめ、値段もほとんど言い値で買ってくれるのだから、これを断ってはダメだ。
次に仲間内からの仕事または紹介。
これも基本的には断れない。
ただし、見積段階だったり交渉の余地がある場合は、こちらの要望、条件を伝え、折り合いがつけばやらせてもらう。
金額より義理を優先する場合が多いかも。
一番悩むのは、始めての取引、またはそれに近い程間隔が開いている依頼の場合だ。
平常時なら「よろこんで!」と受けるところだが、繁忙期には他の仕事を止めでもやるべきかどうかの明確な線引きは出来ない。
もっと言えば、その時の気分や依頼者の魅力が判断に大きく関わってくる。
決して仕事を断りたいわけでは無いのは言うまでもないが、物理的にぎりぎりの状態で回っている器にさらに詰め込むのだから、何らかははみ出てしまう。
折角ホームページやブログから依頼を頂いても、最終的には断ることになってしまうは非常に心苦しい。
かといって設備や人員をすぐにそろえられるわけでもない。
経営から見れば結果として良い業績は出ているが、お客さんの要望には応えられていない。
今日もひとつ「ごめんなさい、出来ません・・・」のFAXをしてしまった・・・
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
キムタケさんの銀行で出資してくれないかな。

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