いまになって約束手形?

ホントにむかつく約束手形。


以前メルマガ(ここここ)でも吠えたが、後出し手形は本当に困る。
先日断るはずだった仕事を無理矢理に突っ込まれた。
どう考えても納期が間に合わない仕事だ。
それでも何とか最短で作り上げたモノは、決して綺麗ではないが要件は満たしている。
製作途中でも度重なる仕様変更と理不尽な納期設定に、精一杯対応してきた。
納品が済んで、いざ請求書を作ろうとした段階で、「30万円以上の支払いは120日の手形になります」だとぉ?
今になってそんなのありか?
手形でもらった場合の資金繰りがどれだけ大変か、経営に関わる人なら痛いほど分かると思う。
セールスレップ第一人者、伊藤さんも

売り込み先を、「現金支払い会社」だけに絞り込むのは、理想だが、目の前にある物件も追いかけなかれば、損益分岐点をクリアする事は難しい。

と、出来れば手形は相手にしたくないと考えている。
仮に今サイト120日の手形を受け入れたとする。
実際に手形を手にするのは来月、それから120日経って現金となる。
実質150日待たなければ使えないお金と言う事だ。
現金を見れるのは夏を通り過ぎて秋になっている。
ミナロの決算は7月。
法人税は9月に納めなければならない。
その時に税務署が手形を受け入れるならそれでもヨシとしよう。
が、それはあり得ない様だ。
低金利時代の今になっても、なぜ約束手形を発行するのだろう。
手形を出す事で儲かるのは手形台帳代と割引手数料が取れる銀行だけだ。
製造業は銀行のために働いているのではない、今までよりますます多方面に取引先を増やしていかなければならない我々は、手形をもらって割引が当たり前になっているところも多い。
だが本来の商取引としてはものすごい効率が悪い。
是非ともISOの中に従業員50人以上のの企業は手形発行禁止の取り決めを作ってもらいたいと思うのだがいかがだろうか。
無理だとは分かっていても、世の中から抹殺したい1つである。
ミナロでは手形を発行しない、割らない、回さないの3原則を守っています。