銀行へ相見積

ミナロの設備、マシニングセンターを導入することにした。


既存のマシニングセンター1台では追っつかなくなった為だ。
これから数ヶ月で人も増える。
仕事をこなすには設備が必要なのが製造業の宿命だ。
マシニングセンター二号機の価格は一千万円以上する、当然割賦かリースだ。
そこで今回は銀行借入で現金払いを選んだ。
一方は政府系の金融機関、もう一方は地元の信用金庫。
一般的には政府系の方が金利は低いが、今回はあえて相見積をしていただいた。
金利勝負で低い方から貸していただく。
条件として、
1.社長以外の保証人無し
2.信用保証協会も無し
3.繰り上げ返済の手数料無し
4.変動金利でOK
の条件で出して頂いたところ、やはり政府系金融機関の方が低利だった。
しかしこの条件を信用金庫へ伝えると、「その金利に合わせる」と言うと同時に、
「まさか我々銀行が相見積される時代になるとは・・・」と言われていた。
肝心のマシニングセンターは、昨今の機械需要の影響で納品は5ヶ月後となる。
実際の支払いはその時になるので、借入開始も5ヶ月後からとなるため、まだ猶予はある。
これ以上「金利を下げてくれ」とダダをこねるコトはないが、どちらかを選ば無くてはならない。
非情だと思うかも知れないが、これが今まで中小零細製造業が受けてきた仕打ちだ。
価格で負ければ見積代も出ない。
これを製造業側から聖域とされていた部分に一石を投じてみたかった。
結果はとても満足させられる回答を両者より頂けた。
さらには、この記事を読まれているかも知れない銀行マンの方へ、安心して欲しい。
今回借入をおこすマシニングセンターの一千万円超の金額は、今後2年のうちに返してしまう予定だ。
そして、次なる三号機を導入する。
その時には、今回貸して頂いた金融機関とは別の所から借りるつもりだ。
金額は3倍から5倍となる予定。
予定は未定であるが、その時が来たとき、今回のように同条件が出るのであれば、交互に付き合わせて頂きたいと思うのが、みどりかわの考え方だ。
金利以外の付加価値が付けにくい金融機関はこれから試練の時代が来るのかも知れない。
MM-02はミナロのナ専用機で、パーソナルカラーは紫だ。