先月、近くにある友人の会社が倒産してしまった。
木工屋だった彼の会社は、従来通りの下請け企業。
単価は安くなる一方で、仕事量も減っている。
赤字体質の見本のような会社だった。
一昨年前に親父さんが急死、その後を引き継いだのだが、経営や営業といったことに関してはカラキシ無防備だった。
それでも何とか一年間は持ったものの、先方の言いなりで仕事をしていたため、とうとう手形が落とせないところまで来てしまった。
これ以上迷惑をかけたくないと会社は倒産、役員達は自己破産を選んだのだった。
しかしこの決断にはまわりに何の相談もなく、家族内だけで決めた。
取引先も銀行も知人達も、「倒産しました」の張り紙をみて知ったのだった。
つづく・・・
この話は現在進行中の話です。
大手企業の好景気話の裏側では、中小零細製造業がもがき苦しんでいます。
骨身を削って大手にしがみつき、いずれ力尽きて自己破産。
こんな状況を喜ぶ人はいないだろうに・・・
資本経済では力のあるところが勝ち残る、大手にしろ金融機関しろ。
しかしその力は協力があるからこそ出せるのだろう。
なんでもかんでも単独でできるはずがない。
目をむけるところを間違っていませんか?
この話どういう結末を迎えるのか、要チェックです。