先日、まんてんプロジェクトの総会に出席してきた。
まんてんプロジェクトとは、中小製造業を集め航空宇宙関連の仕事をやって行こうという組織。
今年2月のテクニカルショウヨコハマで、まんてんプロジェクトのブースに立ち寄ったとき、(有)オービタルエンジニアリングの山口さんと知り合い、先日懇親会へのお誘いを頂いた。
山口さんには以前ケミカルウッドを買っていただいた事もある。
まんてんプロジェクトの内部にはJASPA株式会社という法人が有るのだが、JAXAから発注される仕事を、中小製造業でも受けられるようにバックアップすることを目的としている。
そのため、航空宇宙関連部品の品質を保証するために、個別企業では到底買えない超精密三次元測定機を備えたJASPA(株)が窓口となっている。
今回は総会にも参加させていただいて、まんてんプロジェクトの実情がよく分かった。
会長からの話も、前会長からの話も、実に熱い。
建前とか規制とかいい訳なんてどっかにすっ飛ばして、何かをしなければいけないという気持ちがびんびん伝わってくる。
前会長の青木さんは、水上飛行機開発に真剣に取り組んでおられる。
300万円で買える自家用二人乗り飛行機の開発だ。
そのため自ら免許(許可)証を取りに行っている、すでに年金生活だというのに・・・
また、モノづくりの理想は「自分達で作って、自分達の価値で売ることだ。」と、ミナロで言う2.5次産業と同じ事を言っておられた。
懇親会ではみどりかわにも自己紹介の時間を割いていただいたので、ミナロで出来ることを伝えた。
みなさんとても温かく、まんてんプロジェクトのメンバーとして迎え入れてくれると言ってくれた。
だが、実情はここに参加すれば即航空宇宙関連の仕事が来るわけではない、今はまだボランティアで活動されている世話役の方が多い。
いずれ日本の製造業がもう一度世界に通用する仕組みを持つために、ミナロが機動力として役に立てればと思っている。
技術が世界一だけではダメなんです