新会社法にあわせて、有限会社より株式会社へと組織変更をした。
新会社法では、株式会社の有限会社化といっても差し支えないほどの、簡素化に向けての法改正があった。
ミナロでは従来より役員1名だけなので、株式会社には出来なかったのだが、新会社法により、役員ひとりでも株式会社へと変更することが可能となった。
株式会社にすることのメリットは、世間から見た信用の向上、この一点だろう。
今までミナロは世間の目をあまり気にしていなかった。
正確に言うと、カッコより中身を見てくれ! って感じで。
だが、今回株式会社化に踏み切った理由はもう一つある。
資本金の増資だ。
社長が会社へ貸しているお金、ざっとウン百万。
これはきっと一生返ってこない。
帳簿には延々と借入金として載っかっている。
もしこの借入金を現金で返してしまったら、会社の口座から現金がなくなる。
ただでさえ、少ない運転資金で回しているのに、キャッシュがなくなることは致命的だ。
そこで、借入金を資本金として増資すると、
現金の動きはないままに、社長への借入金が、会社の資本へと変わる。
チョー簡単に言えば、社長への借りを踏み倒して、会社のモノにする。と言うことだ。
え?それじゃ社長がかわいそう?
いいえ、そういう立場を選んだんですから仕方ありません。
貸した金より会社を大事に出来ない人は社長をやってはいけないんです。
また、今回はミナロへ出資したいという方が3名も申し出てくれた。
ひとりウン百万もの金額だ。
その方達は「ミナロへ出資するお金だけど、きっと一生預け続けるから。 配当もいらないし。」って言ってくれる人たちばかり。
そんな申し出を断ることは出来ないでしょう。
お金だけじゃない、何かを期待されている。
明確な約束されたリターンがないにもかかわらず。
きっとミナロに賭けてみたいという気持ちがそうさせるのだろう。
期待されると断れない、それがお金によるリターンじゃなければなおさらだ。
ということで、株式会社化にあわせて増資という道を選んだ。
将来のことはダレにも約束は出来ないが、期待されたからには全力で応える。
ミナロへ関わる人全員が高みへ行けるように。
新たな風をとらえよう