ダイソンの掃除機をご存じだろうか?
評判は聞いていたが、なかなか高価で手が出せなかったのだが、このたび一機購入してみた。
TVや雑誌でさんざん取り上げられ、大人気となったダイソン掃除機を掘り下げてみる。
ダイソンの掃除機といえば、
まず思いつくのが、ユニークなデザイン。
機能面では、フィルターが無いため吸引力が衰えない。 部屋の空気より150倍きれいな排気、だろう。
しかし掃除機としてはとても高価なため、「ふ~ん、そうなんだ~」で終わってしまう人が多い。
みどりかわもそのひとりだった。
最近、ある都合により掃除機を購入しなくてはならなくなったため、電気屋と探しに行ってみた。
するとダイソンの掃除機は、陳列ディスプレーからして別格扱い。
掃除機売り場の花となっている。
売れ筋ランキングベスト3も、ダイソン掃除機シリーズがしめている。
今の日本は、安い物か高い物しか売れない時代、ダイソンは後者の最たる例だろう。
価格には迷ったが、良い物を長く使うというアドバイスの元、購入を決意。
開封後まず驚いたのは、そのギミックの良さ。
使わないときのカタチが非常に美しい。
メインホースは2段階でたたまれ、蛇腹ホースは本体を2周し収まる。
標準のヘッド部は後方にぶら下げられる、まるでガンダムのハイパーバーズーカの様に。(まぁまぁw)
細ノズル、毛ノズル等のオプションパーツもホースに取り付けられ、本体とはうまい具合に干渉を避けている。
デザインには透明パーツを多く使い、内部のシステムを見せているあたりも、メカ好きな男達の心をくすぐる。
(きっと購入決定の判断はダンナさんが多いんじゃなかろうか)
これだけでも買って良かったと思ってしまったほど、今までの掃除機のイメージを覆してくれた。
掃除しないで、飾り物としても、完全変形版マクロスに負けないほど遊べる。(まぁまぁまぁw)
押し入れに入れておくのがもったいないと思う人も多いはず。
また、この掃除機を作り出した、ジェームズ・ダイソン氏の言うこともかっこいい。
ダイソンサイトの、ダイソンストーリーに、
ダイソンにとって、「デザイン」とは単に見た目だけではなく、機能性を意味している。「デザインは機能性を追求することからはじまる。」のポリシーを持つダイソンでは、製品デザイナーは「エンジニア」と呼ばれる。残念ながら、英国におけるほとんどの教育制度は未だ学問偏重の傾向にあり、「手を汚しながらモノを作る」喜びを子供たちに伝えていない(産業革命の国であるのに、不思議である)。時間はかかるかもしれないが、ダイソンはこの状況を変えたいと願っている。
と書かれている。
これは今の日本でも同じ事が言えるのでは無いだろうか。
日本語には機能美(実用品として作られた物が、その機能を十分発揮することで発現する美)という言葉がある。
日本人がもっとも得意とし、世界に誇れることだ。
その技術を習得するためには、普段から沢山のモノに触れて、使い方を覚えたり、構造を考えたりする機会を多く持つこと。
いつまでもキーボードひとつでお金を動かすマネーゲーマーをもてはやすのは止めて、手を汚しながらモノを作る喜びを感じられる環境を子供達に与えたい。
良いモノづくりはすべての人を豊かにする。
せ、性能について書いてなかった 汗