10年も連載が続いた製造業マンガ ナッちゃんがとうとう最終回となってしまった。
あの憎っき約束手形のせいで阪本工作所が倒産の危機に・・・
作者のたなかじゅんさんが巻末で書かれていますが、「今すぐに、早く、安く、なんとかしてくれ」というむちゃな仕事のことを町工場の現場では「ナッちゃん仕事」とよんでいます。
マスコミによる報道で、町工場=不幸な仕事ととして世間にはとらえられていた。
華やかな金融業界とは違い、不幸のバイアスがかかっていた。
しかし日本を本当に支えているのは、世界から信頼されているのは「モノづくりの力」や「モノづくりの心」ではないかと、たなかじゅんさんは訴えています。
そんな町工場の職人としてナッちゃんは、どんな無茶な注文でも創意と工夫次第で楽しく達成できることを伝えているのでしょう。
いったん終わってしまったナッちゃんだが、続編もあるのか?というふくみを持たせているが、果たして・・・
何巻、何話から読んでも面白い製造業マンガ「ナッちゃん」、まだ読んでない方は是非に。
なんてたって製造業のアイドルですから