昨日、TVチャンピオン2に出場されていた、埼玉板金職人チーム。
埼玉板金職人チームといえば、昨年のコロコロからくり装置王選手権で我々技者【わざもの】王国と戦った好敵手だ。
今回のテーマは流しそうめん。
出場3チームの選手たちは全長20メートルの流しそうめん装置を製作し、そのアイデアと技術を競う。
ただし、乾麺50グラムからスタートし、茹で上がった麺150グラムの内、50グラムをゴールに到達させなければならない。3人の審査員が装置のアイデアを1人10点満点で審査。
そこから失敗数がマイナスされる(1回失敗する毎に-1点)。
合計ポイントの最も多かったチームがチャンピオンとなる。
これまた大変なモノづくりだ。
TVで観る限りでも、「一体お金いくら掛かってんだこりゃ?」という程すごい装置だ。
対戦相手の諏訪ものづくり軍団も力学を使った科学的な装置だ。
しかし残念ながら時間切れで落選。きっちり動けば高得点だっただろう。
失敗無しの一発成功した栃木からくり親子チームは、装置の完成度もさることながら、その美しさに目を引いた。
そしてなんと6回も失敗しながらも埼玉板金職人チームが優勝。
失敗の数-6点を引いても優勝だ、それだけ装置の芸術点が高かった。
TVチャンピオン出演に通しこだわりをもつ、6連の動作や火の扱いはすでに伝説の域だろう。
ろうそくオヤジ が ろうそく王子 に進化(退化か?)していたのにも笑った。
埼玉板金職人チームはこれで二冠王。 2種目でチャンピオンとなったのだ。
技者リーダーのツボ様が口惜しがりながらも埼玉板金職人チームにおめでとうの電話をしていた。
あなたたちは本当にすごいと思う。
アイデアも技術もそうだが、なんといっても結束がすごい。
儲からん仕事ととも呼べないモノに、これだけの情熱と時間を掛けられる人々はそうそう居ないだろう。
これからもモノづくりバカの心意気を見せてもらいたい。
技者王国、負けっ放しなんですが・・・